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お知らせ

漢方には夏バテを予防する処方があります

2022年05月25日

 暑くなってきました。日本の夏は嫌い!海外から日本に来ている英語の先生が言ってました。日本の夏は、南に位置する海外の国に比べると、とてつもなく気温が上がるというわけではありませんが、湿度が高いのが特徴です。漢方ではこの暑さが身体に及ぼす影響の事を暑邪と言い、湿気による影響の事を湿邪と言います。日本はこの湿邪と暑邪がWパンチでやってきます。

 そんな日本の夏の対策に良い漢方薬があります。代表的な処方としては、「清暑益気湯」この処方はは清める、冷やす、は暑気払い、つまり暑邪を払うという意味があります。益気は生命活動の源(気)を益すという働きです。わかりやすく言うと、胃腸機能を高めるという感じです。さらに湿邪を払う生薬も含まれていて水分代謝を改善してくれます。このように暑邪を払い、冷やし、気を益して体力を回復させるという効能を示した名前になっています。その他この処方の兄弟と言えるものに、汗がダラダラ出て困る、体力の消耗が激しい人の処方に「生脈散」があります。これはしばらく飲むと不思議と汗が減ってきたりします。汗かきさんの処方です。そのほか、「補中益気湯」「人参養栄湯」「十全大補湯」「四君子湯」「六君子湯」など、体質に合わせて、処方があります。夏のドリンク代わりに、これらの漢方薬を煎じた液を飲むのも気軽な対策になります。夏は温めずに常温で飲んでいただいたらと思います。お気軽にご相談ください。貴方に合った処方をお選びいたします。

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大本薬局

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